ゲド戦記』(宮崎吾朗監督)観れり。全然いい。ハウルより数倍はいい。
 ちなみに原作は昔ちょっと読んだかなーという記憶がある程度。
 ネット界隈で駄目とか言われてる節もあるけど、んなことはない。映画として良くできてる。駄目なのはメインキャラに声を当てている役者(田中裕子は OK)と一部のカット割だけな感じ。特にテナーと王妃駄目すぎ。王妃はちょこっとしか出てないけど。声を当てることがプロの声優とそれ以外がある俳優とでは、収録に臨むときの「覚悟」が違うような。あと、声が出終わってるのに、口が動いているのが非常に多くて直感的に気持ち悪いけど、誰の責任だろう? カット割は何箇所か全身入れる必要がなさそうなところで全身入れてて表情を追わないとか疑問点があるけど、演出意図なのかなー。
 説明不足と言われてるけど、行間というかシーン間のつながりを想像できれば問題なし。そういう意味では観客を選ぶ映画なのかもしれない。そういう意味でおすぎは駄目だったのかも。
 原作の記憶がほとんどないので、原作ファンだと気になるところが気にならないというところはあるんだろう。でも映画としてはありではないかと思う。