http://hatena.g.hatena.ne.jp/files/hatena/8969937609c3ef33.mp3
 近藤×梅田対談の MP3 を聞いてみる。
 しょっぱなではてなという会社から中立したような形で進行を進めようとしてるのにはいくら何でも無理があるけど、まあいいか(よくない)。
 で、対談の中で、「ネットが言語の壁を取り払うか?」とかそういう話があるんですが、二人ともその辺は楽天的という意味では共通しているのか、と思った。でも、この辺の話は科学技術の発達とりわけ輸送技術の発達という側面を無視する事はできないと思うんですが。主に石油産業に支えられて時間的距離が縮まることによって、産業革命以前の狭い範囲の交易ではなくて、地球全体で交易が行われるようになって、言葉の壁が崩れてきていると言っていい。少なくとも一般市民が「これは英語で、あれはドイツ語」とか判断できる社会は近年になって初めて成立している。
 日本で昔は東北や北海道が別の政治単位であったことを考えると、今後の世界も基本的には同じ方向で動いていくのかな、と漠然とは思う。
 インターネットの持つ情報発信のコスト低減という本質からすると、言語による壁はなくなる方向に傾くと思われ、おそらく言語による囲い込みというのはあり得なくなる。
 ネットを囲む技術は進歩するだろうけど、将来石油が枯渇するという問題があって、太陽電池バイオマスやヘリウム3や核融合があって、その状況によっては大きくパワーシフトするだろうということもある。今の農業技術で未だに増えている人口を支えきれるのか?という問題もある。
 で、何が言いたいかというと、ネットの裏には「リアル」な産業が必ずついてまわるし、それを無視してネットだけ捉えてると本質的なことを見失うっしょ、ということ。
 なんかまとまりがない話だが、いいたいのはそういうことです。