補給

デルフィニア戦記』(茅田砂胡)1〜18巻読んだ。中公文庫。
 久しぶりにファンタジー成分を補給した感じ。文章が軽快で良い。本質的にはキャラ小説かな。以下ネタバレ。


 結局デルフィニア側の主要キャラってフェルナン以外は死んでないあたりが、戦記としては疑問がなくはない。イヴンとか死んでもしょうがない状況に追い込まれてるはずだけど、普通に息吹き返してるしな。ウォルとリィの救出時にも誰も死なないっていうのは結構無理があるような。
 あと超設定というか、危機に追い込まれる→新設定 or 新技登場というパターンが多過ぎる気がしなくもない。まあそれが醍醐味といえばそうなのかも。
 リィ・ルゥ・シェラの三人のその後を描いたらしい作品は読まなくてもいいかな。完全にファンタジーみたいだし。
 ああそういえば、フェルナンが死ぬところの台詞って、タクティクス オウガの例のシーンの下敷きになってるんだろうか。