デーモン小暮閣下の悪魔の人間学』読了。古本。
 発行は 1993 年で、テレビのシリーズで「講義」したものをまとめた本。元になった「夜中の学校」シリーズでの放映は 1992 年。講師にもよるけど、このテレビシリーズは面白くて結構見ていた記憶がある。野田秀樹の「非国語」とか養老孟司の「生と死の解剖学」とか非常に面白くて、この二つは本を買ったけど、デーモン閣下のはテレビの放映を中途半端にしか見れなくて当時は本の購入は見送ってた。で、今になって買って読んだ次第。
 帰国子女だった経験とか歌舞伎役者との交流や海外での公演経験から、閣下の人間に対する見方が披露されてて、面白い。最後の項で環境問題は、人口減らす=まずお前が死ね or 生活レベルを江戸時代まで落とせ、という二択をこの当時から突きつけていてうーんという感じ。

 ああそういえば、聖飢魔 II が解散した後の何かのトーク番組で、閣下が解散前にメンバーに“聖飢魔 II 解散したら今度は皆でケンタウロスの格好してバンド組んで『実は我々はケンタウロスだったのだ』とやろう、と提案したら却下された”というようなことを言っていて、それは猛烈に見たかったと思った記憶が。