『デッドライン仕事術』(吉越浩一郎)

 読んだ。著者は元トリンプの社長。残業を認めないので有名になった人。
 要は残業ゼロにするのと同時にけつ引っぱたいて働かせる、という方法。これだけ読むと何も間違ってないようにも思えるが、実際のところどうだったんだろう。一切仕事を家に持ち帰らない、且つ、朝8時の会議に間に合わせる為に早出してないっていうのが、前提条件として必要だけど。
 まあ社長が夜も会合に出てたりするから、やっぱりどこか破綻してる気はしなくはない。
 あと、社長在任 19 年で社員を 120 人から 70 人に減らしたのを自慢してるけど、売上高 5 倍に増えてるのに減らしすぎでない? 外注に回しただけ? 社員が望んで独立したとかならいいけど、外資の冷徹さというか、戦後の「働き口を作るぜ」的理念はないのかなー、と思った。