『テレビ的教養 一億総博知化への系譜』(佐藤卓己)

 読んだ。どっちかというと学者が研究用に書いた本。
 戦後からの教育の為の道具としてのテレビ論というか。テレ朝・テレ東共に元は教育テレビとして開局したとか、歴史的経緯の話が多い。地方と都市部の地域間格差とか富裕層と貧困層の間を埋めるとかそういう話ではない。そういう意味では期待外れだが、まあぼちぼち資料としては面白い。けどそれ以上ではないな。