『鈴木亜久里の挫折 F1 チーム破綻の真実』(赤井邦彦)

 文庫。スーパーアグリの設立の経緯から幕を降ろすまでのドキュメントっぽい読み物。
 スーパーアグリといえば、表参道でお披露目したときに偶々通りかかって金かかってんなーと思ったけど、あれは一時的なものというかその頃から資金に困ってたのか。ホンダも最後まで協力的だったのも分かって面白かった。しかし F1 界は魑魅魍魎が跋扈してますね。そんなところに一時的にでも踏み込んでいった亜久里はやっぱり行動力は抜けてるよね。現役ドライバーだった時はリタイアした後のインタビュー見てて「それって結局自分のミスで、言い訳してる?」とか思ってたけど、やっぱり人間的にはおもろいよな。