iPhone 分解

http://stream.ifixit.com/iPhone 分解見ると、基板は二枚構成で、片側がいわゆるアプリケーション CPU 側みたいですな。GSM 依存部分だけ別基板にするのかと思ったけど、それだと色々無理があったのかな。
 http://stream.ifixit.com/Parts/images/stream/images_large/25-21.jpg に見える ARM のプリントが入ったチップがメイン CPU か。Apple 設計っぽい。1000 万台出すつもりならそりゃ自社設計か。
 ということで ARM 版 Mac OS X ということになるわけですが、やっぱりバイナリ形式は Mach-O なのか? ELF で作られてる他社製のライブラリとか使えないだろうけど、ツール作り直すつもりもなさそうだしなあ。PowerPC のときだって間違った ABI 使いつづけたくらいだし。自社製なら ARM11 にして、それ以前の ARM 上で複数のメモリ空間持つ OS 動かす際のキャッシュのタグの問題回避してるのかな。そうすれは PowerPC/IA-32(x64) のプロセス間通信を駆使した構造使い回せるし。
 iFixit は H.264/MP3 ハードウェア decoder を予想してるみたいだけど、MP3 はないんじゃないかな。現実問題としてオーディオだと MP3/AAC/Apple LossLess に対応しなきゃいかんわけで、MP3 をわざわざチップ面積割いて載せてこないような。H.264 もないような気もするけど、結局 Apple 製のソフトしか動かんので、画サイズとかある程度固定できるから載せてるかも、っていうところかねぇ。