アセンブラ

 例のアセンブラ話で面白かったのは、“数学基礎論を知らない子供たち”
http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20070912
かな。そもそもは冗談だけどある意味笑えないというか。何の話かわからない方は http://slashdot.jp/developers/07/09/21/0845223.shtml でもどうぞ。
 まあ、ちょっと私見を書いておくと、コンピューター関係に限らずに自分の担当領域の上流と下流がどうなっているか知っておくのは重要だよね。
 あとこの問題は、コンピューターサイエンスが高々 60 年程度の歴史の上に立っているということが大きい(あえて断言)。基礎となっている数学はもっと前から存在しているけど、工学として発展してきたのは第二次世界大戦後で、しかもまだ量産という意味で工学的な基礎となる半導体技術が異様な速度で進化している最中で、大学でのカリキュラムが安定してない状態。原子より小さい単位でものを組み立てられない以上、もう少しすると半導体の進化はとまるはずだけど、そうなったときに初めて他のジャンルの工学と同じようになっていくのだろうと思う。建築士と同じように大規模なソフトウェアを設計するときは免許が必要とか。現状はろくにコンピューターサイエンスを理解していないソフトウェア技術者が多いからのう。まあ大学時代にろくに勉強してないで他学科の人間に差を見せつけられてない情報系の日本の大学生が悪いんだよな(自分のことは棚上げ)。