欲望と抑圧

『扉の外』(土橋真二郎)I〜III 読了。
 高校生を閉鎖空間に詰め込んで、欲望剥き出しになるゲームをやらせたら?という内容。内容的に一番面白いのは II かなー。まあ、他のブロックの商品買うと三倍の値段になるが別の場所での取引が禁止されてない、っていうのは無理があるとは思ったけど。III のオチはいくないが、作者がこれで切るしかない精神状態というかやる気なかったのかな。海の上にある閉鎖空間に食料持ち込んだり、排泄物の処理ルートつくるだけでも大変だけど、そういうところは一切無視したオチだからなー。突っ込みどころは多いけど、思考実験としてはまあそれなり。