『ナラタージュ』(島本理生)

 読んだ。
 まあおもろいんですが、主人公って結局傍観者に過ぎなかったが故に苦しんでいるだけのような。踏み込む覚悟が遅すぎたが故にというか。そういう人間なので仕方ないと言えなくもないし、悪いということではないけど。ラストは結構好きな感じだった。
 印象に残ったのは


今日のこともいつか思い出さなくなる、そしてまた、ほかの誰かをこの人しかいないと信じて好きになる。あなたに対してそう思ったように。