『アンダーザローズ』(船戸明里)1〜5巻

 読んだ。作者はカオスシードのキャラデザの人(個人的には)。
 ヴィクトリアン・ストーリーとか帯にあるように十九世紀イギリスが舞台。ストーリー的には古典的と言ってもいいけど、何か引き込まれる。登場人物が皆自分に与えられた枠の中で一所懸命生きようとしてるからかなー。冬春夏秋で四部構成だとすると、順にライナス・ウィリアム・アルバート・アーサーが軸になるのかな? 伏線が張ってあるのでちゃんと完結するところが早く見てみたいような、長い間作品世界に浸っていたいような、そんな気分。