『さよならピアノソナタ3』(杉井光)

 相変わらず有り得ない次元で鈍感な主人公。これ続刊で主人公が鈍感な理由付けされるのか?
 まあ、あれですよ。真冬が全部持ってってますよ。ヒロインだから当たり前なんですが。
 合唱コンクールのオチは口絵で分かってしまうので、読み終わってから見るが吉。口絵見なくても分かる可能性大だったりするが。体育祭のネタも読める。文化祭が秋なら体育祭は春が普通じゃね?
 と言いつつ、つい夜中まで通して読んでしまうくらいは面白い。
 あとがきに書かれてる、奥田民生ユニコーンのボーカルだったのを知らなかったのって誰だろう。年齢的に合致して作家であるという条件からすると支倉凍砂がぴったり合致するのだが。
 http://blog.meguru.moo.jp/?day=20080625 で出てくる名前の中だと、年齢的にありそうなのは支倉凍砂上月司(デビュー最近だから若い?)ぐらいですが真相は如何に。
 つかユニコーン(の詳細)知らないのか。当然レベッカも知らない世代で、そのうちジュディマリも知らない世代が出てくるのか。まあわしらも矢沢永吉のキャロル時代なんて知らないしな。