『論理少女』1巻(つじ要)

 月刊少年シリウス連載だから中高生向き?
 何か知らんが論理パズルで物事を決めることになってる町が舞台。
 以下思いっきりネタバレ。
 5・6話の指定かくれんぼだけど、これおかしくない? 化学部の立場に立つと、自分は3階だからチェス部は4階。英語部と生徒会が1・2階のどちらか。英語部と生徒会は、生徒会は1・2階のどちらかにしかいないという条件に気がつくと、自分のいる階から全部確定できる。「英語部が即答できる位置にいる」は全体へのヒントだけど、ハンデとして与えた条件ということになってる。そして誰へのハンデかは明示されてない。生徒会が2階から赤外線スコープで英語部が1階にいることを知って(赤外線スコープに伴う配置制約を思いつかなくて)確定させて答えることができたとしても、どうハンデがついているかは示されてないから前提条件とは矛盾しない。なので、化学部は答えを確定させることができないと思うんだけど。
 あれ、何か抜けてるかな?
 まあ、これはハンデとして与えたヒント「英語部が即答できる位置にいる」っていうのがパラドックスで、最終巻はそれに気づいたヒロインとエッシャーゲーテルの対決なのかな。んなわけないか。

 あと本文中「英語部が答えを即答できる」になってるけど、頭痛が痛い系の言葉遣いですね。こういうテーマの作品だともうちっと気をつけた方が。