『資本主義はなぜ自壊したのか』(中谷巌)

 帯には「構造改革の急先鋒であった著者が記す『懺悔の書』」。
 結構前に読み終わってたけど、書いてなかった。
 新自由主義から社会主義的資本主義への転向というか。大雑把にいえば「60-70 年代だけ見てアメリカ最高と勘違いしちゃった」。違うか。
 アメリカで最近の所得上位 1% が全所得に占める全所得の割合が 1929 年の大恐慌前に近いとか、経済的な議論はまあ面白いけど、社会学的な話とか環境立国の話はいまいち。