『ラプンツェルの翼』(土橋真二郎)

 ツァラトゥストラへの階段の続編には見えない。あるルールの下で街中で武器持った少女とそのマスター達が戦う話。と書くと Fate みたいだが、まあ影響は受けてるんだろう。街中でやらかしたのを「記憶操作」で片付けてるのが受け入れられれば、すんなり入っていけると思う。あと狙いすました中高生的な厭世観が嫌だとダメかもしれないが、これは著者の味だからなあ。
 ツァラトゥストラの階段よりは面白かった。ゲームのルールも一見では破綻してるところはなかったし。