『日本の食と農』(神門善久)

 主に農地利用から日本の農業を分析・提言している本。サントリー学芸賞受賞作。市民が参加しないといけないとか正論も多いけど、結局著者の 60-70 年代の経験が理想像として描かれてるかなーという気が。著者の所属したサークルの長距離走記録が最近破られてないとか、個別の例を根拠に持ち出すことが結構あって疑問符を頭に浮かべながら読まないとかなり危険。
 全体としてはおもろいけど、絶賛するほどではないと思う。