『天冥の標 I メニー・メニー・シープ』上・下(小川一水)

 うーん、ここまでの感想は“これを十巻も読むの?”という感じ。
 導きの星もそうだったけど、他の技術には冷静な描写をするのになんで人工知能だけは浅い 80 年代みたいな描写になるのかなー。機械の体と知能の利点は記憶が継続できることにあるのに、それを「容量不足」の一言で片付けるなんて有り得んと思うのだが。あとラバーズ=コンピューターが生産できるなら科学技術はもっと高いレベルにできるだろうとか色々。ひょっとしてラバーズってある時点を境に減る一方っていう設定?