『反貧困』(湯浅誠)
実地の証言というか色々な現場を見てきた人の言葉は違うという当たり前のことを思い起こさせる話。
結局ここ十年から二十年くらいに達成した「豊かさ」って格差を拡大することで富の移動をしただけじゃないの?という話だよなあ…。その流れに対抗するのは結局教育ってことになるような気がするけど、それだと十年単位で動かないといけなくて。
色々考えるけどまとまらないなあ。
『ユニクロ帝国の光と影』(横田増生)
柳井正を中心にユニクロを外部資料だけでなく内部証言と共に追っかけた書、でいいのかな。タイトルは「光と影」だけど、よくあるような一方的な批判という感じではない。労働時間とか事実積み上げたら批判になりました、という感じ。まあこれ読んでファーストリテイリング=ユニクロで働きたいとは思わないだろうけど。
『偽りのドラグーン V』(三上延)
完結。もうちょっと竜族と人間の関係性を掘り下げた展開も見てみたかったかな。すこし消化不良(打ち切り?)気味だったのでもう一巻ぐらい使ってほしかったところではある。
あとがきによると次作の構想もあるみたいだから MW に行ってしまうというわけではないのか。
『神様のメモ帳7』(杉井光)
300p オーバーで深い話のような気がしたけど、よく考えると浅い話だよな、これ。悪くはないんだけど、あれ?って感じが。ギンジはそもそももうちょっと上手く振る舞えば問題なかったような。いやそうすると話が成立しないじゃんっていうことなんですが。
『アトリウムの恋人』(土橋真二郎)
ゲームの仕組みはともかく、電脳空間というかヴァーチャルな世界に行くと、記憶が分離するっていうのはなあ…。