『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』(押井守監督)

 観てきた。20:00 からのレイトで客の入りは五割くらい? 今日から大きいミラノ1へ変更されてる。前版は劇場で一度観たきりなので、記憶はやや怪しい。
 CGI が大きく入っているのは、オープニングのスタッフ紹介・冒頭の光学迷彩・素子が海に潜っているところ・ヘリで人形使いを追いかけるところ、ぐらいか。あと、人形使いと融合するところで天使的なものが描かれていたところが、CG による抽象イメージになってた(羽は相変わらず舞ってたが)。あと色味とか輝度とか CG で調整されてるような気がするがよく分からん。
 んで、CGI ですが、下手すぎ。映画の中で完全に浮いてる。何かゲーム系の CG と比較すると完全に置いて行かれているような感じ。スタッフロールでは 2.0 の CGI 部分の筆頭にはポリゴン・ピクチュアズが出てた。あと他にも数社。CGI を期待して観に行ってはいけないと思ふ。
 音響面では進歩してるようなしてないような。人形使いを女に変更したのはどうなんだろう。そもそものテーマは素子と人形使いによる生殖もどきなので、そのモチーフからすると人形使いのイメージは男もしくは中性的な印象であるべきだと思うんだが。榊原良子自体は別に問題はない。ただいい加減歳を取っているので、若い役をやらせるのには無理が出始めてるような気はする。