『電波女と青春男4』(入間人間)

 短編集。
 一番面白かったのは「ぼくと彼女の月の距離」。こういう少年の心情・行動の描写は安定してる感じが。
「E.R.O」は有り得ないだろ。同級生が出没する可能性が非常に高い本屋にエロ本買いに行くなんて。そうしないとキャラを登場させられないから、そうしたんだろうけど、無理が有りすぎ。

 メディアワークス文庫の五月予定の「六百六十円の事情諸々(仮)」って、あとがきに連載してたやつ? う〜ん、あれが面白い長編もしくは連作短編になるのは想像できないんだが…。