『真鶴』(川上弘美)

 読んだ。
 うーん、何と評したら良いのだろう。夫が失踪した主人公の心の動きを描いた小説なんだけれど、分かり易い説明は一切ない。夫が失踪した時の事実関係も語られないし、主人公の内面以外には大きな山はない。
 ただ表現の巧みさ以外にも何か惹かれるものはあって、結構早く読み終わった。何に惹かれているかは分からない。もう一回通して読んで、深読みすれば分かるのかな?